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心臓

労作性狭心症・異形(冠攣縮性)狭心症・不安定狭心症とは?β遮断薬とCa拮抗薬の使い方に注意!

虚血性心疾患

虚血性心疾患は、冠動脈の閉塞や狭窄などにより心筋への血流が阻害され、心臓に障害が起こる疾患の総称。心臓に必要な酸素の需要と供給のバランスが崩れ、心筋の一部が酸素不足に陥った状態である。

具体的には、狭心症や心筋梗塞がこの分類に含まれ、以下のような4つに分類することができる。

<アテローム(粥種)が関わらないもの>
異形(冠攣縮性)狭心症
冠動脈が痙攣し収縮することで、血流が悪くなる。
症状は就寝中や明け方近くが多い。心電図ではST上昇を特徴とする。

<アテローム(粥種)が関わるもの>
労作性狭心症
冠動脈にアテローム(粥種)ができ、血流が悪くなっている状態。
運動負荷時など、心筋酸素消費量が増えたときに症状が出る。

不安定狭心症
アテロームに血栓がくっついている状態。
血流がかなり悪くなっていて、心筋梗塞の前段階である。

心筋梗塞
アテローム+血栓により、冠動脈が閉塞して心筋の一部が壊死する状態。

なお、不安定狭心症と心筋梗塞は、PCI(経皮的冠動脈形成術)などによる治療がすぐに必要である。PCIの治療後は以下のように抗血小板薬の2剤併用(DAPT)が行われることが多い。

 プラビックス®
orエフィエント®
orブリリンタ®  + アスピリン(81~100mg)

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異形(冠攣縮性)狭心症と労作性狭心症の薬物治療

<発作時>
ニトログリセリン製剤のニトロペン®舌下錠、ミオコール®スプレーなど。
強い血管拡張作用があり、冠動脈・末梢血管を拡張し、心筋への酸素供給量を増やす。

<予防>
異形(冠攣縮性)狭心症
Ca拮抗薬が第一選択薬。硝酸薬が使われることも。β遮断薬は血管の攣縮を引き起こすことがあるため、単独では使われないことが多い。
Ca拮抗薬では、ニフェジピンが切れ味がよい。副作用で使用しにくい場合や血圧をなるべく下げたくないときは、ジルチアゼムを使用する。
硝酸薬にはフランドル®(錠、テープ)、アイトロール®などがある。

 

労作性狭心症
β遮断薬、Ca拮抗薬、硝酸薬、ニコランジルなどが使用される。
まずは心筋の収縮や心拍数を抑え、心筋の酸素消費量を低下させるβ遮断薬を試す。
症状が強い時はCa拮抗薬(アムロジピン、ジルチアゼムなど。血圧に注意。)などを併用する。
胸痛が持続するときは、PCIの適応となる場合があり、その際はPCIの治療2週間前から抗血小板薬の2剤併用(DAPT)が行われることもある。

また、コレステロールが高い場合はスタチン系などで下げる必要がある。

 

 

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