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皮膚疾患

新規・多汗症治療薬 エクロックゲル。注意点は?

原発性腋窩多汗症

汗はエクリン汗腺から分泌されるが、アセチルコリンがエクリン汗腺のムスカリン受容体サブタイプ3(M3)を刺激することで誘発されると考えられている。

原発性腋窩多汗症は、温熱や精神的負荷の有無にかかわらず腋窩に大量の発汗を生じる症状で、患者の日常生活に支障をきたすほどである。

 

ソフピロニウム臭化物(エクロックゲル)

2020年9月25日に製造販売承認。
1日1回わきに塗布する外用剤。


<作用機序>

エクリン汗腺に発現するムスカリン受容体サブタイプ3(M3)に結合し、アセチルコリンのM3への刺激を阻害(抗コリン作用)することで、発汗を抑制する。

<適応、用法用量>
原発性腋窩多汗症に対し、1日1回、適量を腋窩に塗布する。

<1本で何日分?>
右わきにポンプ1押し分、左わきにポンプ1押し分を使用するが、本剤1本=20gで14日分に相当する。

<禁忌>
●閉塞隅角緑内障
●前立腺肥大による排尿障害

外用塗布剤だが、抗コリン薬を内服した時と同じような禁忌になっているに注意が必要。

<副作用>
皮膚炎(6.4%)、紅斑(5.7%)などが起こることがある。

<名称の由来>
エクロックは、エクリン汗腺(Eccrine sweat gland)をブロック(Block)する、からきている。

 

感想

わきの下に多量の汗が出て衣服が汗で濡れると、恥ずかしいと感じ、精神的な苦痛を受ける人も多い。今回の薬剤はそのような患者の気持ちによりそった良い薬剤と言える。

なお、外用塗布剤だが「閉塞隅角緑内障」と「前立腺肥大による排尿障害」に禁忌なので注意が必要である。

しかし、1つ気になったのは、添付文書を読む限りでは検査もなく処方ができる点である。
患者の自己申告を医師が認めれば処方されることがあるわけだが、程度が非常に軽いものに対して安易に処方されることがないことを望む。

 

多汗症に適応がある薬

●多汗症
サリチル酸ワセリン軟膏(5%、10%製剤)
コタロー防已黄耆湯エキス細粒
ツムラ補中益気湯エキス顆粒
三和補中益気湯エキス細粒
ツムラ防已黄耆湯エキス顆粒
プロ・バンサイン®錠15mg

●局所多汗症
「純生」ミョウバン
過マンガン酸カリウム(0.01〜0.1%液として用いる)

●重度の原発性腋窩多汗症
ボトックス®注用

 

参考:エクロック添付文書、IF

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