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呼吸器

新薬リフヌア:新しい作用機序の咳止め。基本情報、特徴は?

咳、とは。

咳嗽(がいそう)は、気道内の異物や痰などを出すための生体防御反応である。
咳症状は、医療機関を受診する理由として頻度が高い。
実は、咳には大きく分けて3つあり、咳の持続期間で以下のように呼び方が異なる。

3週間未満:急性咳嗽
3週間以上、8週未満:遷延性咳嗽

8週以上:慢性咳嗽

3週間未満の咳は、急性上気道感染症が多い。急性肺炎や、まれだが肺血栓塞栓症(突然はじまる息切れ、胸の痛み、咳など)などが原因のこともある。

3週間以上持続する咳で頻度が高いのが、咳喘息・喘息、アトピー咳嗽、COPDなど。
頻度は落ちるが、後鼻漏、胃食道逆流症(GERD)が原因のことも。

通常、咳の原因をターゲットにした治療を行えば咳症状は治まるが、中には治療抵抗性を示す慢性咳嗽患者もいる。

今回紹介するのは新規作用機序の咳止めの薬、リフヌア錠。
「難治性の慢性咳嗽」にのみ適応がある薬剤だ。

 

 

ゲーファピキサントクエン酸塩(リフヌア錠45mg)

<特徴>
新規作用機序・世界で初めて承認された「選択的P2X3受容体拮抗薬」。
非麻薬性で末梢に作用。
適応は「難治性の慢性咳嗽」。急性期の咳では使用不可。
通常1回45mgを1日2回服用する。
腎排泄型のため、腎機能が悪いときは用法及び用量を調節する。
食事による影響を受けないため、食事とは関係なく投与することが可能。

咳の第一選択薬ではなく、「最新のガイドライン等を参考に、慢性咳嗽の原因となる病歴、職業、環境要因、臨床検査結果等を含めた包括的な診断に基づく十分な治療を行っても咳嗽が継続する場合に使用を考慮すること。」と添付文書に記載がある。

<作用機序>
P2X3受容体は気道の迷走神経のC線維上にあり、気道の炎症条件下で気道粘膜細胞から放出されたATPがP2X3受容体へ結合するとC線維が活性化し、咳がおこる

選択的P2X3受容体拮抗薬である本剤は、P2X3 受容体を介した細胞外 ATP シグナル伝達の遮断により、感覚神経の活性化及び咳嗽を抑制する。


<用法用量>
通常、成人には1回45mgを1日2回。

重度腎機能障害(eGFR 30mL/min/1.73m2未満)で透析を必要としない患者には、45mgを1日1回。

注意:2022年3月時点、18歳未満の患者を対象とした臨床試験は実施していない。

 

<副作用>
副作用の頻度は高い。

味覚不全(40.4%)
味覚消失 、味覚減退、味覚障害、悪心、口内乾燥(5%以上)

5%未満の副作用には
下痢、上腹部痛、消化不良、口の感覚鈍麻、流涎過多、口の錯感覚、食欲減退、浮動性めまいなどがある。

味覚不全は、主に苦味。金属味、塩味としての報告もぁる。
多くは本剤の投与開始後9日以内に発現し、本剤の投与中又は投与中止により改善。
なお、味覚異常は曝露量依存的に増加する傾向が認められている。

<試験の対象者>
咳嗽が1年以上継続している治療抵抗性または原因不明の慢性咳嗽患者が対象。
国際共同第III相試験(027試験)と海外第III相試験(030試験)が行われ、どちらの試験でも主要評価項目である12週時の24時間の咳嗽頻度(1時間あたりの回数)は、プラセボ群と比較してゲーファピキサント45mg群で有意に減少した。

 

感想

新規作用機序の咳止めが発売されたことに驚いた。
咳が数ヶ月〜年単位で長引く人がいるのは事実なので、この薬の効果を期待したい。

 

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