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肺癌治療時にミノサイクリンを併用する理由とは?

肺癌治療薬EGFR-TKIによる皮膚障害

EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌では、上皮成長因子受容体(EGFR)-チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)が使用されることがある。

EGFR-TKIの種類
●ゲフィチニブ(商品名イレッサ)
●エルロチニブ(商品名タルセバ)
●オシメルチニブ(商品名タグリッソ)
●アファチニブ(商品名ジオトリフ)
●ダコミチニブ(商品名ビジンプロ)

EGFR-TKIは、腫瘍細胞の増殖に関わるEGFRを選択的に阻害し、腫瘍細胞の増殖を抑制する。
しかし、EGFRは正常な皮膚にも発現しており、EGFR-TKIの副作用として高頻度で皮膚障害(ざ瘡様皮膚炎、皮膚乾燥、搔痒、爪囲炎など多数)が出る。

皮膚障害を予防・治療するために保湿剤・ステロイド外用剤・抗アレルギー剤などが使用されるが、ミノサイクリンが使用される場合もある。

 

なぜミノサイクリンが使用されるのか?

この場合のミノサイクリンの使用目的は、抗菌作用ではなく抗炎症作用を期待している。

ミノサイクリンの抗炎症作用は、好中球遊走抑制作用、P.acnes増殖抑制作用、活性酸素の抑制作用などによるものだ。

EGFR-TKIによる皮膚障害がある場合、ミノサイクリンを1日100mg、1~2週間程度処方されることがある。

服薬指導をするときは、ただ単純に「抗菌薬です」と説明するのではなく、処方意図をくみ取り、「抗菌薬ですが、抗炎症効果もあります。痒みやにきび様皮疹皮膚症状に対して効果が期待できます。」というように伝えるとよいだろう。

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