m3.comで3000円ゲットする方法!
感染症・抗生剤・抗ウイルス薬

肺癌治療時にミノサイクリンを併用する理由とは?

肺癌治療薬EGFR-TKIによる皮膚障害

EGFR遺伝子変異陽性の手術不能又は再発非小細胞肺癌では、上皮成長因子受容体(EGFR)-チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)が使用されることがある。

EGFR-TKIの種類
●ゲフィチニブ(商品名イレッサ)
●エルロチニブ(商品名タルセバ)
●オシメルチニブ(商品名タグリッソ)
●アファチニブ(商品名ジオトリフ)
●ダコミチニブ(商品名ビジンプロ)

EGFR-TKIは、腫瘍細胞の増殖に関わるEGFRを選択的に阻害し、腫瘍細胞の増殖を抑制する。
しかし、EGFRは正常な皮膚にも発現しており、EGFR-TKIの副作用として高頻度で皮膚障害(ざ瘡様皮膚炎、皮膚乾燥、搔痒、爪囲炎など多数)が出る。

皮膚障害を予防・治療するために保湿剤・ステロイド外用剤・抗アレルギー剤などが使用されるが、ミノサイクリンが使用される場合もある。

 

なぜミノサイクリンが使用されるのか?

この場合のミノサイクリンの使用目的は、抗菌作用ではなく抗炎症作用を期待している。

ミノサイクリンの抗炎症作用は、好中球遊走抑制作用、P.acnes増殖抑制作用、活性酸素の抑制作用などによるものだ。

EGFR-TKIによる皮膚障害がある場合、ミノサイクリンを1日100mg、1~2週間程度処方されることがある。

服薬指導をするときは、ただ単純に「抗菌薬です」と説明するのではなく、処方意図をくみ取り、「抗菌薬ですが、抗炎症効果もあります。痒みやにきび様皮疹皮膚症状に対して効果が期待できます。」というように伝えるとよいだろう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます

m3.comに登録で3000円ゲット!

必見!転職で成功する方法

●突然ですが、当サイト維持のため、広告主・当サイトの支援者を募集しております
 少しでもためになると思っていただけましたら、どうぞご支援よろしくお願いいたします
●「お仕事の依頼」・「当サイトに記事を載せたい方」・「当サイトの記事を使いたい方」・「ご支援方法のご相談」はTwitterのDMにてお願いします。
●Twitterはこちらです【くすりカンパニー】。

<読むべき書籍>
●今日の治療薬2021 解説と便覧
●実践妊娠と薬第2版 10,000例の相談事例とその情報
●透析患者への投薬ガイドブック 改訂3版
●腎機能別薬剤投与量POCKETBOOK 第3版
●抗菌薬の考え方、使い方Ver.4
●絶対わかる抗菌薬はじめの一歩 一目でわかる重要ポイントと演習問題で使い方の基本を
●プライマリケア医のための抗菌薬マスター講座
●ここが知りたい!糖尿病診療ハンドブックVer.4
●呼吸器の薬の考え方、使い方ver.2
●誰も教えてくれなかった実践薬歴
●薬局で使える実践薬学