小児にアモキシシリン3600mgという処方がきたらどうしますか?
大人でもこんな量使わないから疑義しないと!と思う方が多いかもしれませんが、結論からいくと小児には最大量3600mgまで処方することが可能です。
その根拠はクラバモックス®小児用配合ドライシロップ(以下クラバモックス)の添付文書に書いてあります。
クラバモックス1.01g中には
クラブラン酸カリウム 42.9mg(力価)
アモキシシリン水和物 600mg(力価)が含まれています。
クラバモックスの体重換算表によると、体重37〜39kg(40kg以上の表示なし)で6.06g使用となっています。
つまり、体重37〜39kgの小児は、アモキシシリンを3600mgも服用することになるのです。
では、サワシリン®細粒10%の添付文書ではどうなっているのでしょうか?
<用法・用量>
小児:アモキシシリン水和物として、通常1日20〜40mg(力価)/kgを3〜4回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量として最大90mg(力価)/kgを超えないこと。
(サワシリン®添付文書より)
最大〇mgまで、とは書いてありませんが、40kgの小児がいたとすれば1日量3600mgまで使用可能となり、クラバモックスの最大量と同じになります。
40kgを超える小児の場合は、3600mg以上の量の処方とならないようにしましょう。
Q.アモキシシリンを90mg/kg/日で使用する場合とは?
A.「重症急性中耳炎」には大量投与の90mg/kg/日が望ましいと考えられています。
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