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感染症・抗生剤・抗ウイルス薬

インフルエンザワクチンは4種類のワクチンが入っている?

インフルエンザワクチンは混合ワクチン

インフルエンザHAワクチンには複数の型が含まれており、A型とB型がそれぞれ2種類ずつ、合計4種類含まれています。つまり、混合ワクチンであることを知っておきましょう。

2018/2019冬シーズンの型は次の通りです。
A/Singapore(シンガポール)/GP1908/2015(IVR-180)(H1N1)pdm09
A/Singapore(シンガポール)/INFIMH-16-0019/2016(IVR-186)(H3N2)
B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
B/Maryland(メリーランド)/15/2016(NYMC BX-69A)(ビクトリア系統)

ワクチンの型は、厚生労働省健康局の依頼に応じて、2月中旬~4月上旬にかけて国立感染症研究所で開催される『インフルエンザワクチン株選定のための検討会議』で検討・選定されます。
次の年はこの型が流行るだろうと考えて選定されるため、実際に流行した型とずれる場合もあり、この場合はワクチンの効果が出にくくなります。

参考:
国立感染症研究所
インフルエンザ HA ワクチンの添付文書

高齢者はインフルエンザワクチンを接種した方がいいか?

高齢者では、加齢、糖尿病や、インフルエンザ、市中肺炎といった感染症の罹患に伴い、血栓が生じやすくなります。特にインフルエンザに感染すると急性心筋梗塞のリスクが高まります。

心血管リスクを有する6,735例(平均年齢67歳)を対象としたメタ解析によると、インフルエンザワクチンの接種が心血管イベント発現を約36%低下(2.9% vs 4.7%; RR, 0.64 [95% CI, 0.48-0.86], P = .003)させたとの報告があります(JAMA 2013; 310: 1711-1720)。

このことから、インフルエンザワクチンの本来の効果以外に、心血管イベントのリスクを減らす効果が期待できるかもしれません。また、ワクチンの接種により入院が減少し、医療費を抑制するというベネフィットも得られる可能性があります。

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