百日咳とは
百日咳は百日咳菌(Bordetella pertussis)による感染症。
●飛沫感染・接触感染によってのどに感染。
●潜伏期間は通常7~10日間。
●大人より小児に多い呼吸器系の感染症。
●軽い咳が1~2週間続き、それから咳症状が強くなっていく。
咳き込みやすく、短い咳が連続し、勢いよく息を吸うようになり、このときにヒューヒューと音がする。
このような咳が約2~6週間は続く。
●近年、国内での百日咳が増えてきている

百日咳治療の第一選択
第一選択薬はマクロライド系(クラリスロマイシン、アジスロマイシン)。
発症から1~2週間以内に服用できれば、強い咳症状を抑える効果が高いとされる。
実際には咳症状が強くなってから受診するケースがの方が多く、治療が遅れることがある。
最近ではマクロライド耐性の百日咳菌が大問題。
マクロライド耐性百日咳菌(MRBP)のときは、代替治療薬として十分な知見を有する薬剤はないが、ST合剤(バクタ®)が用いられることがある。

参考
百日咳患者数の増加およびマクロライド耐性株の分離頻度増加について
集中治療を必要としたマクロライド耐性百日咳菌感染症の2乳児例―沖縄県
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