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薬局業務・調剤報酬・マニュアル

先発品・後発品・準先発品・どれでもない。 医薬品の区分の調べ方。

x医薬品の区分

先発品・後発品(ジェネリック)以外に、準先発品や、どれにも分類されないものがある。

①先発品
昭和42年以降に新薬として承認・薬価収載されたものが基本。

②後発品(ジェネリック)
説明省略。

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③準先発品
昭和42年以前に承認・薬価収載された医薬品のうち、価格差のある後発医薬品があるものについては、「先発医薬品に準じたもの」とみなし「準先発品」とする。

④上記のどれにも分類されない医薬品

参考:日本ジェネリック製薬協会

 

先発医薬品、準先発品、後発医薬品等の区分に関しては、以下の厚生労働省のwebサイトで確認できる。

薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和2年8月26日適用)

 

後発医薬品調剤体制加算

令和2年度の調剤報酬における、後発医薬品調剤体制加算は以下の通り。

なお、後発医薬品調剤体制加算の算定の際には準先発品は分母には入らないので注意が必要。

後発品置換率、カットオフ値については以下サイトを参考に。
令和2年度診療報酬改定(後発医薬品関連)

 

あの薬は先発品?後発品?

ちょっと意外?な医薬品の区分をご紹介。

●アスパラCA錠は先発品でも後発品でもない
ジェネリックのL-アスパラギン酸Ca錠200m g「サワイ」/「トーワ」を使用すれば、後発医薬品調剤体制加算の算定対象となる。

●サワシリン錠250mgとパセトシン錠250mgはともに先発品
疑義照会なしに、変更調剤はできない。

●ダイフェン配合錠は先発品でも後発品でもない
バクタ配合錠(先発品) →ダイフェン配合錠への変更は、疑義照会なしで可能(鶴原製薬株式会社 医薬情報部に確認済み 2020/9/16)

●メトグルコ250mg(先発品)は後発品に変更しても薬価が同額のため、後発医薬品調剤体制加算の対象ではない(2020/9月時点)。
一方、メトグルコ500mg(先発品)は後発品にすれば薬価差があるので算定対象となる。

●トランサミン錠250mgは先発でも後発品でもない
トランサミン錠500mgは準先発品

●メチコバール250μg/500μgは後発品

●シナール配合錠/配合顆粒は先発品でも後発品でもない

●PL配合顆粒は準先発品
幼児用PL配合顆粒は先発品でも後発品でもない
ピーエイ配合錠は後発品

●カロナール錠200mg/300mg/500mgは後発品
カロナール細粒20%/50%も後発品

●コルヒチン錠0.5mg「タカタ」は先発品でも後発品でもない

☆メチコバールやカロナールを先発品と勘違いしている人がたまにいるが、後発品です!

 

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