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眼科

新薬エイベリス点眼液の基本情報。エイベリスと併用禁忌の目薬とは?

緑内障、高眼圧症の治療に使われる目薬同士の併用禁忌

2018年11月に、タフルプロスト点眼液(タプロス®点眼液、タプコム®配合点眼液)とオミデネパグ イソプロピル点眼液(エイベリス®点眼液)の併用が禁忌になった。

その理由は、機序は不明だが、「併用により中等度以上の羞明、虹彩炎等の眼炎症が高頻度に認められている」とのこと。

タフルプロスト点眼液もエイベリス®点眼液も、ともに緑内障、高眼圧症の治療に使われる目薬である。作用機序が違うため、理論上は併用可能と考えられるが、実際には副作用がみられるため併用してはいけない。

新薬情報

オミデネパグ イソプロピル点眼液(商品名エイベリス点眼液)

<適応・用法>
緑内障、高眼圧症に対し、1回1滴、1日1回点眼。

<作用機序>
新規作用機序・世界初の選択的EP2受容体作用薬
EP2受容体刺激作用により、線維柱帯流出路とぶどう膜強膜流出路を介した房水流出が促進され、眼圧下降作用を示すと考えられている。

<特徴>
2018年11月に発売された新薬。

エイベリス®投与後4週の眼圧変化量(平均値±標準偏差)は-5.96±2.45mmHgで、ラタノプロスト点眼液0.005%に対する非劣性が検証された。

「エイベリス®単独」、「エイベリス®+0.5%チモロール点眼液併用」のどちらの群も、52週にわり安定した眼圧で推移。また、チモロール併用による効果の増強も認められた。

他剤無効例の原発開放隅角緑内障および高眼圧症対する眼圧下降効果が認められた。

<重要な基本的注意>
「黄斑浮腫、及び虹彩炎があらわれることがあるため、視力低下等の異常が認められた場合は、直ちに受診するよう患者を指導すること。」

「一時的に霧視、羞明等があらわれることがあるため、その症状が回復するまで機械類の操作や自動車等の運転には従事させないよう注意すること。」

<副作用>
●結膜充血61例/267人(22.8%)

ラタノプロスト点眼液などのプロスタグランジン(PG)製剤で見られる、「色素沈着」や「まつ毛の異常伸長」のような副作用はないとされる。

●嚢胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫(5.2%)
いずれも「眼内レンズ挿入眼患者」において認められたので、眼内レンズ挿入眼の患者には禁忌となっている。
ということは、白内障手術で眼内レンズを挿入した人は使えない…
ちなみに、PG関連薬であるキサラタン®、ルミガン®、タプロス®、トラバタンズ®の添付文書にも、「眼内レンズ挿入眼の患者は嚢胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫、及びそれに伴う視力低下を起こすとの報告がある。」と記載があるが禁忌にはなっていない。

エイベリス®の特徴
●キサラタン®と同じく、1日1回で同等の効果。
●キサラタン®のようなPG製剤でみられる色素沈着などの副作用がないので、見た目を気にする方には使いやすい。

●ただし、眼内レンズ挿入眼の患者には、エイベリス®もキサラタン®も使わないほうがよい。

参考:エイベリス®添付文書、IF

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緑内障とは?

緑内障は、
「視神経と視野に特徴的変化を有し、通常、眼圧を十分に下降させることにより視神経障害の改善もしくは抑制しうる眼の機能的構造的異常を特徴とする疾患」
と定義されている。

症状としては、視野が徐々に欠け、治療せずに放置すると失明の危険性もある目の病気。

日本では40歳以上の20人に1人が発症し、身近な病気である。
視覚障害の原因の第1位となっているため、早期発見が大切。

 

 

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