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腸疾患、排便

アミティーザは食後、リンゼスとグーフィスは食前。服用タイミングの理由、教えます!

ルビプロストン(商品名アミティーザ)

1回24μgを1日2回、朝・夕「食後」に服用しますが、症状により「適宜減量」します。

空腹時に服用すると、悪心(吐き気、むかむか)が出やすくなるため、食前や空腹時は避け、食後に服用します。

1日1回服用時は、食事量が多いとされる夕食後の方が吐き気を抑えることを期待できると考えられます。

 

リナクロチド(商品名リンゼス)

0.5mg(症状により0.25mgに減量)を1日1回、食前に服用します。

食後に服用すると、食前投与した時に比べて、反復服用による薬力学的な変化(便形状スコア、排便頻度及びいきみの重症度スコアの変化)が大きく、下痢(軟便を含む)の発現率が高いことが示されているため、食前に服用します(IF参考)。

 

エロビキシバット(商品名グーフィス)

通常、1日1回10mgを食前に服用します。症状により適宜増減しますが、最高用量は1日15mgです。

食前服用の理由は、胆汁酸が食事刺激により放出されることに関係します。

胆汁酸トランスポーター阻害剤であるエロビキシバットが効果的に作用するには、胆汁酸が放出される前、つまり食前に服用しておく必要があるため、食前服用に設定されています。
治験においては朝食前投与でしたが、胆汁酸は昼食、夕食後にも分泌されるので、本剤は昼食、夕食前の投与でも朝食前投与と同様に十分な効果を示すと判断されています(IFより)。

 

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