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医療用麻薬

医療用麻薬・オピオイド製剤一覧。力価表、レスキュードーズ、特徴

オピオイド力価表

次の表はフェントス®テープ添付文書より

モルヒネ

経口
(mg/日)

16~
29

30~
89

90~
149

150~
209

坐剤
(mg/日)

≦10

20~
40

50~
70

80~
100

注射・静脈内投与
(mg/日)

6~9

10~
29

30~
49

50~
69

オキシコドン経口
(mg/日)

11~
19

20~
59

60~
99

100~
139

デュロテップ®MTパッチ(mg/3日)

2.1

4.2

8.4

12.6

フェントス®テープ
(mg/日)

1

2

4

6

とりあえず赤字のところが大雑把な対応と覚えておく。

モルヒネ経口:オキシコドン=3:2
モルヒネの経口:坐薬:注射=3:2:1

 

その他の薬剤との力価

トラムセット®1T
≒ 経口トラマドール50mg
≒ 経口モルヒネ10mg
≒ コデインリン酸塩60mg
≒アスピリン600mg

 

オピオイドのレスキュー計算表

レスキューに使用可能な薬剤
 オプソ®(モルヒネ)
 オキノーム®散(オキシコドン) 
 アンペック®坐剤(モルヒネ)
など

定期オピオイド(mg/日)

レスキュー(mg/回)

モルヒネ(経口)

オキシコンチン

フェントス

モルヒネ

オキノーム

経口

坐薬

 
 

10

 

   

2.5

20

15

1

5

5

2.5

30

20

5

5

2.5

40

30

 

5

5

5

60

40

 

10

5

5

90

60

4

15

10

10

120

80

 

20

10

15

180

120

6

30

20

20

240

160

8

40

20

30

オプソ®
●レスキューではモルヒネ1日投与量の1/6を基準とする。
●鎮痛効果の発現は15~30分くらい
●追加投与する場合は1時間あける。



オキノーム®散 
●レスキューでは、オキシコドン1日投与量の1/6を基準に1/8~1/4の用量が目安
●鎮痛効果の発現は15分以内から認められ30分以内に85.0%の症例において効果が認められる。
●投与6時間後までその効果が持続
●1日投与回数に制限はないが、追加投与する場合は1時間以上あける。

 

参考:レスキューに不向きな薬剤
オキシコンチン®TR錠(オキシコドン)
〇徐放性の薬剤であるにもかかわらず比較的速効性があるが、鎮痛作用は服用後平均45分。

 

モルヒネは疼痛以外でも使用される?

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